インタラクションパネル

Interaction Panel(インタラクションパネル) は、バーチャルエージェントとのやりとりに使用します。どのAgent内でも、インタフェースの右上にあるチャットボタンをクリックすることでアクセスできます。

テスト

備考

Chat(チャット)タブはバージョン4.25.0以降、Test(テスト)に名称変更されました。

チャネル固有の出力

Say-Nodeのような出力ノードで設定されている場合、インタラクションパネルにチャネル固有の出力を表示します。

ヒント:選択した出力だけを表示する

選択した一連のチャネルの特定の出力のみを表示することが可能です。これは[Interaction Panel settings(インタラクションパネルの設定)]で設定できます。

入力モード

インタラクションパネルの左下にあるセカンダリボタンをクリックすると、メニューが開き、利用可能な入力モードのリストが表示されます。以下は、インタラクションパネルの3つの入力モードです。

備考

バージョン4.25.0以前では、入力モードの選択はインタラクションパネルの設定タブの一部でした。

Chat(チャット)

入力モードとして[Chat(チャット)]が選択されている場合、入力フィールドに入力してエンターキーを押す(または送信ボタンを押す)ことでバーチャルエージェントをトリガーすることができます。また、マイクボタンを押すとデバイスのマイクが起動し、音声入力が登録されます。

Cognigy.AIにはデータが添付されたメッセージが送信されるのが一般的です。データ入力フィールドにJSON形式のデータペイロードを追加することで、このデータ入力をシミュレーションすることができます。データ入力フィールドは、[Interaction Panel settings(インタラクションパネルの設定)][Show data input(データ入力の表示)]スイッチを有効にすることで有効になります。メッセージと共にCognigy.AIに送信されたデータは、CognigyScriptを介して{{input.data}}でアクセスできます。

Voice Call(音声通話)

機能の可用性

・SaaS Cognigyインストールを使用している場合は、サポートチームに連絡してこの機能を有効にしてください。
・オンプレミスのインストールを使用している場合は、values.yamlFEATURE_ENABLE_VOICECALL_WHITELISTを追加して、この機能を有効にしてください。
例:FEATURE_ENABLE_VOICECALL_WHITELIST:<organization-1-id>,<organization-2-id>

音声通話入力モードを選択すると、インタラクションパネルからテスト音声通話を開始し、音声ボットがどのように聞こえるかを把握できます。

音声通話を開始する前に、[Agent Settings(エージェント設定)]ページでオーディオプロバイダを構成する必要があります。

選択したオーディオプロバイダに基づいて、対応するSTT/TTS言語と音声のリストが変わります。インタラクションパネルの[Settings(設定)]タブにある[Voice call(音声通話)]セクションから、テスト通話に使用する優先言語と音声を選択できます。

オーディオプロバイダ、言語、音声を設定したら、[Start Call(通話開始)]ボタンをクリックするだけで、通話を開始できます。

通話中は、[End Call(通話終了)] ボタンの下にある通話タイマーを使用して、通話が現在どれくらいの時間続いているかを確認できます。また、ダイヤルパッドを使って、通話中にDTMFトーンを挿入することもできます。また、トークを見たり、テスト音声通話をフォローしたりすることもできます。

Live Follow(ライブフォロー)

v4.26.0で追加

ライブフォロー入力モードは、バーチャルエージェントとユーザーのトークをリアルタイムで観察できる機能です。FlowのEndpointをすでに設定している場合、Flowをデバッグできます。

このモードを使用しテストするには、以下の手順で行います:

  1. [Test(テスト)] > [Logs (ログ)]に進みます。
  2. [Logs (ログ)]ページで、[Received message from user (ユーザーからメッセージを受信)]ログの情報にuserIdが表示されます。このログが表示されない場合は、Endpoint経由で作成したチャネルチャット(Webchat、Teams、Slackなど)に移動します。このチャットにメッセージを送信し、[Logs]ページに移動します。Cognigy Demo WebchatのユーザIDを取得するには、[Manually defining the user ID(ユーザIDの手動定義)]をご覧ください。
  3. userIdをコピーします。
  4. Flowエディタに移動し、インタラクション]パネルを開きます。
  5. インタラクションパネルの下部で、live-followをクリックします。
  6. ユーザーIDフィールドにuserIdを貼り付けます。
  7. ライブフォローを開始するには、start-live-followingをクリックします。

これで、インタラクションパネルからユーザーのリアルタイムのトークを表示し、追跡することができます。ライブフォローを終了するには、[Stop Live Following(ライブフォローの停止)]をクリックします。

備考

Live Followモードでは、ヒューマンエージェントのメッセージは表示されません。

Playbook(プレイブック)

Playbook入力モードが選択されると、バーチャルエージェントにあるPlaybookのリストが選択フィールドに表示されます。実行したいPlaybookを選択し、[Play] ボタンをクリックします。実行中、失敗または成功した Playbookステップアサーションに関する情報が表示されます。アサーション結果にカーソルを合わせると、ツールチップで詳細が表示されます。

ヒント: Playbookの実行を設定する

インタラクションパネルの[Playbook settings(Playbook設定)]で、Playbookの実行をさらに設定できます。

Info(インフォメーション)

「Info」タブには、”Input(入力)”、”State(状態)”、”Context(コンテキスト)”、”Profile (プロファイル)”の4つのサブタブがあります。

入力オブジェクト

Inputオブジェクトは、ユーザーが入力するたびに更新され、ユーザの入力に関する多くの関連情報、例えば、見つかったIntent、メッセージが送信されたチャネル、その他の関連するメタデータを保持します。

Inputオブジェクト

詳細は[Input]dでご覧ください。

State(状態)

Stateは、特定のIntentを特定のStateから積極的に除外することで、トリガー可能なIntentのセットを絞り込むために使用できます。

Contextオブジェクト

Context はバーチャルエージェントの短期メモリと見なすことができ、 選択した商品やユーザーの現在地など、セッション固有の情報を保存す るために使用されます。通常、特定のセッションに関連するAPI応答が保存される場所です。

Contextオブジェクト

詳細は[Context]でご覧ください。

Profileオブジェクト

(Contact)Profileは永続的かつ長期的なメモリとして機能し、ユーザーの名前や メールアドレスといった特定のユーザーデータや、例えばユーザーの好きな色といったユースケースに特化した情報を保存するために使用されます。

Profileオブジェクト

詳細は[Profile]でご覧ください。

設定

インタラクションパネルは、さまざまなセクションにわたって多くの設定を構成することができるます。

チャット入力

このセクションでは、インタラクションパネルで使用する別のNLUエンジンを有効にします。[NLU Connectors(NLU コネクタ)]ページに移動して、他社のNLU エンジンを接続することができます。

チャット出力

このセクションでは、インタラクションパネルのチャット出力を設定します。


テキスト読み上げ

有効にすると、バーチャルエージェントはブラウザのテキスト読み上げ機能を使って話しかけます。

エキスパートモード

v4.47でアップデート

有効にすると、Flow実行に関する追加情報がインタラクションパネルに表示されます:

  • トリガーされたIntentとそのスコア。
  • トリガーされたYes/No Intentとそのスコア。
  • トリガーされたFlowの名前。

チャネル選択

インタラクションパネルのメッセージを特定のチャネルでフィルタリングすることもできます。デフォルトでは、すべてのチャネルからの出力が表示されます。

音声通話

このセクションでは、インタラクショパネルから音声通話をテストするための言語と音声を選択できます。

Playbook

このセクションでは、インタラクションパネルで実行するPlaybookを設定します。

リピート

この機能をオンにすると、選択したPlaybookを何度も繰り返し実行します。

待ち時間

各Playbookステップ実行間での待機時間(ミリ秒単位)。

全般

Flowエディタの自動移動

v4.27.0で追加

オンにすると、インタラクションパネルの出力に基づいて、Flowエディタが最後に実行されたFlowノードを自動的に移動させ、中央に配置します。最後にトリガーされたノードが、エディタで現在開いているFlow以外の別のFlowに属している場合、最後にトリガーされたノードのFlowが自動的に開かれ、ノードは中央に配置されます。

備考

この設定をオンにすると、[Auto-switch Target Flow Selection setting(ターゲットフロー選択の自動切り替え設定)]が自動的にオフになり、無効になります。

Auto-switch Target Flow Selection(ターゲットフロー選択の自動切り替え)

この設定をオンにすると、インタラクションパネルで選択されているFlowが、Flowエディタで開いているFlowに自動的に切り替わります。

入力

このセクションでは、[データ入力の表示]トグルをオンにして、インタラクションパネルのチャット入力モードのデータ入力フィールドを有効にすることができます。