Context(コンテキスト)
ContextはJSONオブジェクトで、永続的な情報を格納します。
Cognigy.AIに接続するすべてのコンタクトには、セッションの有効期間を通じて保持される独自のContextがあります。コンタクトがCognigy.AIから切断されると、Contextはデータベースに永続化され、再接続時に取得されます。
Flowは、ユーザーメッセージ、スロット、インテント、またはセッションを通じて利用可能なその他のデータを保存することで、コンテキストから読み取ったり、コンテキストに書き込んだりできます。コンテキストの有効期間についての詳細は、[CognigyScript]のページをご覧ください。
Contextオブジェクトへのアクセス
Flow Nodeは、トークンまたはCognigyScript(例:{{context.property}}
)を通じてコンテキストプロパティに動的にアクセスできます。コンテキストオブジェクトへのアクセスに使用されるCognigy Scriptは、ドット表記property.child.child
に従います。
ContextオブジェクトからJSONパスをコピーする
Contextオブジェクトを右クリックし、コンテキストメニューから「Copy JSON Path」を選択することで、Contextオブジェクト内の特定の値を参照するために必要なJSONパスを正確にコピーすることができます。
例
{
"user": {
"name": "Luke Skywalker"
}
}
・{{context.user.name}}
はLuke Skywalker
を返します。
・{{context.user.age}}
は(空の文字列)を返すか、条件として使われた場合はfalse
を返します。
現在の Context の編集、保存、リセット
インタラクションパネルの下部オプションパネルにある「保存」「キャンセル」「リセット」ボタンをクリックすることで、コンテキストオブジェクトを保存、キャンセル、リセットすることができます。Context 操作は、現在のセッションの値のみを操作します。
デフォルトのコンテキストは、セッション開始時のコンテキストの初期状態です。これをカスタマイズして、トーク全体を通じてアクセスおよび変更される変数を開始することができます。デフォルトコンテキストは、Flowエディタの[Settings(設定)]タブで設定します。