Endpoints(エンドポイント)

Endpoint(エンドポイント) は、Facebook Messenger、Slack、Alexaなどの外部チャネルを特定のFlowに接続するために使用されます。このエンドポイントは、画像、ギャラリー、音声など、チャネル固有の入出力を標準化されたInputオブジェクトに変換します。この方法により、Cognigy Flowを一度のみ開発し、その後エンドポイントを設定することで、様々なチャネルに導入することができます。

エンドポイントの種類やヘルプセンターへのリンクについては、[Endpoints]のドキュメントをご覧ください。

基本Endpoints

このプラットフォームには、数ステップで設定できる多くの構築済みエンドポイントが含まれています。

Endpoint説明
WebchatWebchatはオープンソースのウェブベースのチャットウィジェットで、どのウェブサイトにも埋め込み可能です。
AlexaAlexaはAmazonのバーチャルアシスタント音声AIデバイスです。Echo、Echo Dot、Echo Showなど様々なバージョンがあります。
DialogFlowDialogFlowはGoogleの自然言語理解フレームワークです。DialogFlow Endpointを設定することで、DialogFlowが対応しているすべてのチャネルにFlowを接続することができます。
Facebook MessengerMessengerは、Facebookのメッセージングアプリおよびプラットフォームです。
Voice GatewayVoice Gatewayは、SIPインタフェースへの接続を可能にし、バーチャルエージェントを電話ネットワークに接続することができます。
IntercomIntercomはライブチャットソフトウェアです。
LineLINEは人気のメッセージングおよび音声通話アプリです。
Azure Bot ServicesAzure Bot Services Endpointを使用すると、バーチャルエージェントをAzure Bot Serviceのすべてのチャネルに接続できます。
Microsoft TeamsMicrosoft Teamsは一般的なコミュニケーションおよびコラボレーションプラットフォームです。
RESTREST Endpointを使用すると、RESTインタフェースを通じてCognigy Flowに直接接続できます。
RingCentral EngageRingCentral Engageは、多くのチャネルとライブチャット機能が内蔵されたカスタマーエンゲージメントプラットフォームです。
SlackSlackは、一般的なコミュニケーションおよびコラボレーションプラットフォームです。
Sunshine ConversationsSunshine ConversationsはZendeskの一部であり、別のチャネルに接続する際に役立ちます。
SocketSocket Endpointを使用すると、ソケットインタフェースを通じてFlowに接続できます。
TwilioTwilioは人気のクラウドコミュニケーションプラットフォームです。Twilio Endpointを使うと、FlowをTwilio Programmable Voiceに接続できます。
Twilio SMSTwilioは人気のクラウドコミュニケーションプラットフォームです。Twilio SMS Endpointを使うと、FlowをTwilio Programmable SMSに接続できます。
UserlikeUserlikeは人気のライブチャットプラットフォームです。
WebhookWebhook Endpointを使用すると、Webhook経由でCognigy Flowsを公開できます。
Voice CopilotVoice Copilot Endpointは、コールセンターとAI Copilot間の音声ユースケースの統合に使用されます。
8×88×8 Endpointは、バーチャルエージェントを8×8プラットフォームに接続します。
GenesysGenesys Endpointは、Genesys Bot Connectorを使用して、バーチャルエージェントをGenesys Cloud CXプラットフォームに接続します。

チャネルアグリゲーターとして機能するEndpointを使用することで、単一の接続ポイントを経由して複数のチャネルに接続することができます。例:Sunshine ConversationsDialogFlowAzure Bot ServiceRingCentral Engageなど。

Endpoint構成

Snapshot

Endpointは、特定のSnapshotを指すことができます。これにより、異なるバージョンのバーチャルエージェントを簡単にデプロイすることができます。

Endpointが動作している間、Snapshotを交換または削除することができます。この場合、古いSnapshotを使用しているEndpoint上でまだ稼働中のセッションが存在する可能性があることを考慮してください。

例えば、Webchat EndpointにPersistent History(永続履歴)が設定されているなど、セッションの有効期限が切れない構成になっている場合はご注意ください。変更されない場合、永続履歴が有効な状態で開始されたセッションは自動的に期限切れになりません。

古い Snapshot が新しいSnapshotに置き換えられるか、または削除されると、以下のルールが進行中のセッションに適用されます:

  • 古い Snapshot が削除されずに置き換えられた場合、稼働中のセッションは古いSnapshotのまま継続されます。これは、新しいSnapshotにユーザがセッションで稼働中になっている可能性のある同じFlowsやNodeが含まれているかどうかをシステムが認識できないためです。
  • 古いSnapshotが削除された場合、セッションはリセットされ、新しいSnapshotが使用されます。
Snapshot接続のオーバーライド

AgentがSnapshotを使用する場合、[Override Snapshot Connections ( Snapshot接続のオーバーライド)]トグルがEndpointエディタに表示されます。このオプションを有効にすると、Endpoint はスナップショットの接続をプロジェクトの接続でオーバーライドできます。接続がSnapshotでのみ使用可能な場合、このトグル設定に関係なく、Snapshotから使用されます。必要に応じて、この接続を手動で更新する必要があります。

デフォルト設定

デフォルトでは、トグルがオンになっていない限り、どの Endpointも Snapshotからの接続を使用し続けます。

指定したAgentの接続をオーバーライドするには、Snapshotからリストアするか、Packageを使用して別のAgentから接続をインポートすることから始めます。接続の一致を保証するため、Endpointエディタで選択したSnapshot が同じAgentから作成されていることを確認します。

この場合、トグルがONの場合、リストアされたAgentの接続の変更は、選択されたSnapshotの接続よりも優先されます。

備考

オーバーライド機能が動作するには、プロジェクトとSnapshotの両方で一致する必要があるreferenceIdによって、接続を確認またはトラブルシューティングできます。これを行うには、Cognigy.AI APIでGet all Connectionsリクエストを使用します。

Flow(フロー)

エンドポイントには、トークを開始するためのエントリFlowが必要です。トーク中に Flowを切り替えることができます。Flowを切り替えるには、右側の[Flow selection(Flow選択)]フィールドの横にある「クロック」をクリックします。

現在選択されているFlowのFlow IDを表示するには、Flowドロップダウンフィールドの下にある[Manual Input(手動入力)]をクリックします。

[Select from Dropdown(ドロップダウンから選択)]リンクをクリックすると、Flowのドロップダウン選択リストに戻ります。

Endpoint URL

Endpoint URLはEndpointへのインタフェースです。ほとんどのチャンネルの場合、チャネルの設定でこれをコピーし、チャネルがCognigy.AI接続用に設定されるようにする必要があります。

基本設定 > 有効化

このスイッチでは、 Endpoint を素早く有効または無効にすることができます。

自然言語理解

このドロップダウンフィールドでは、選択した Endpointに対して異なる

NLU エンジンを選択できます。利用可能なNLUエンジンは、NLUコネクタでご覧いただけます。

データ保護と分析

[Data Protection & Analytics(データ保護と分析)]セクションでは、分析の収集を構成し、データを収集するかどうかを選択することができます。

CHATBASE

Cognigy.AIはGoogleの分析プラットフォームChatbaseに直接接続することができます。有効にした場合、APIキーを入力する必要があります。Endpointに入力された関連データは全てChatbaseに転送されます。

DASHBOT

有効にすると、選択したEndpointの分析データをDashbotが収集します。

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