Attached Flow(アタッチFlow)
Flowのアタッチメント機能は、Cognigy.AIエージェントのFlow間で機能を重複させる必要性をなくします。他の場所にビルドされたIntentを認識するために、Flow同士を単にアタッチすることができます。
FlowのIntentを他のFlowで利用できるようにすることで、Flow間でFlowの機能が共有されます。アタッチされたFlowのIntentのスコアが最も高い場合、メインFlowの代わりにアタッチされたFlowが実行されます。
Flowをアタッチするには、まず、共有機能を持つFlowをAttached Flows(アタッチFlow)リストに入力する必要があります。
モジュール方式でFlowをビルドし、リファクタリングする
最適な実践方法として、Flowのサイズを小さく保つことをお勧めします。頻繁にリファクタリングし、モジュール方式を採用することで、分かりやすく、保守しやすく、効果的なFlowをビルドできます。
ノードやサブツリーは、Flow間でもコピー、カット、貼り付けが可能です。例えば、大きなFlowからサブツリーを切り取り、ロジックを小さなFlowに分散させることが簡単にできます。
Intentの継承
上述したように、アタッチFlowのIntentは、メインFlowのIntentリストに追加されます。そして、Intentのマッピング時に、アタッチされたIntentはメインIntentとともにスコアリングされます。
重複Intentに注意
Cognigyスモールトークフロー、およびその他のアタッチFlowには、重複するIntentが含まれる場合があります。すべてのアタッチFlowのIntentがそれぞれ異なることを確認する必要があります。
Intentがスコアリングされる順番は、[Agent Settings(Agent設定)]のMap global Intents first
設定によって決定されます。
最初にスコアリングされた Intentのスコアが1.0(最も高い一致) の場合、他の Intentは評価されません。
グローバルIntentを最初にマッピング | 影響 | 結果 |
FALSE(偽) | メインFlowのIntentが最初にスコアリングされます | メインFlowのIntentがアタッチFlowのIntentと同じかそれ以上のスコアであれば、メインFlowのIntentが優先されます。 |
TRUE(真) | アタッチFlowのIntentが最初にスコアリングされます | アタッチFlowのIntentがメインFlowのIntentと同じかそれ以上のスコアであれば、アタッチFlowのIntentが優先されます。 |
アタッチFlowの管理
Attachmentメニューへのアクセス
Flowエディタから、トップメニューの[NLU]タブを選択し、[Attachments]サブタブを選択して[Attachments]メニューを開きます。
Flowのアタッチ
Flowをアタッチするには、リスト内のFlowをクリックし、アタッチメントトグルを有効にして行います。
アタッチ時のIntent学習
新しいFlowや Lexiconがアタッチされるたびに、NLUを再学習する必要があります。
Flow Intentマッピングの並び替え
利用可能なFlowのIntentマッピングは、次のように並べ替えることができます:
- Flowリスト上部の[Attach]ボタンの横にある[Sort]ボタンをクリックします。表示画面が並べ替えモードに切り替わります。
- アタッチFlowをドラッグ・ドロップでご希望の順番に並べ替えます。