Complete Goal
説明
Complete Goal Nodeは、コンタクトがそのNodeをヒットしたときに、特定の目標を達成したものとして設定します。
このNodeを使い始めるには、アクションを達成するNodeの下に追加します。
達成された目標は、コンタクトのプロファイルと分析に保存されます。
目標は、ODataを使用してユーザープロファイルのマイルストーンを分析する場合や、Cognigy Live Agentに引き渡す場合に便利です。Insights Engagementダッシュボードで上位目標を追跡できます。ユーザープロファイルを分析するつもりがなく、Insights Step Explorerを使用してより絞り込んだ分析を行う場合は、分析ステップの方が適しています。
Complete GoalとAnalytics Stepの違いは、システム内での目的と使い方にあります。Complete Goalはユーザーが特定の目的やタスクを完了したかどうかを判断します。対照的に、Analytics Stepは分析目的で個々のイベントやアクションに関するデータを収集します。Complete Goalsはユーザーのプロファイルに関連付けられますが、Analytics Stepsはデータ情報の追跡と保存にフォーカスしています。
設定
パラメータ | 種別 | 説明 |
Goal | CognigyScript | コンタクトがNodeにヒットしたときに達成されるべき目標の名前。 |
ユースケース
Placement(発注プロセス)
ユーザーが注文発注プロセスを正常に完了すると、Complete Goal Nodeを使用して「注文発注」という目標を達成済みとしてマークすることができます。
この目標は、お客さまが発注に至った件数を追跡するために役立ちます。
Account Registration(アカウント登録)
ユーザーがアカウントを作成する必要がある場合、Complete Goal Node を使用して「アカウント登録」という目標が達成されたことを示すことができます。
この目標は、チャットボット経由でアカウント登録に至った件数を追跡するために役立ちます。
Appointment Booking(アポイントメント予約)
ユーザーがアポイントメントを予約すると、Complete Goal Nodeを使用してアポイントメント予約プロセスが達成したことを示すことができます。
この目標は、チャットボット経由で予約されたアポイントメントの件数を追跡するために役立ちます。
Information Retrieval(情報検索)
ユーザーが商品の詳細やFAQの回答など、特定の情報をチャットボットに求める場合、Complete Goal Nodeを利用して「情報検索」という目標を達成済みとしてマークすることができます。
この目標により、情報検索に至ったやりとりを追跡することができます。
例
この例では、カスタマーコールセンターでチャットボットの効果を測定する方法を示しています。次のような方法が使用可能です:
- Flowに、「サポートは十分でしたか? 」という質問を含むQuestion Nodeを追加し、オプションとしてボタン(B1とB2)を指定します。
- ユーザーがB1「はい、十分でした。」を選択した場合、それをComplete Goal Nodeに接続します。このNodeは 「Successful Chatbot Conversation(チャットボットによるトークの成功)」という目標を達成したとマークし、チャットボットが効果的にお客様をサポートしたことを示します。
- お客様がB2「いいえ、エージェントと話します」を選択した場合、Handover to Agent Nodeをトリガーすることで、別々に処理します。この場合、Complete Goal Nodeを使用する必要はありません。
- お客様が返事をしなかったり、別の質問を直接入力したりした場合は、中立的なトークとみなします。達成または失敗したゴールとして追跡する必要はありません。