Send SMTP Email

説明

Send Email Nodeを使用して、SMTP接続経由でメールを受信者に送信します。

設定

メールサービス

v4.49でアップデート

送信元のメールプロバイダを選択します。ご自身のプロバイダが表示されていない場合は、「Other SMTP Service(その他のSMTPサービス) 」を選択して手動で設定することができます。

メールサービスの設定

Gmailなど一部のメールプロバイダでは、ご利用のメールアカウントにSMTPでのメール送信を許可する設定を行う必要があります。

SMTP設定

上記で選択したメールサービスに応じて、そのサービスのログイン認証情報を入力するか、「その他のSMTPサービス」オプションを選択した場合は完全なSMTP接続情報を入力するよう求められます。

受信者のメールアドレス

コンマで区切られた、送信先メールアドレスのリスト。

メール件名

メールの件名

メール内容認証

メールの内容。このフィールドは基本的なリッチテキスト編集をサポートします。

認証

以下の認証方法のいずれかを使用できます:

  • OAuth2 (推奨)
  • OpenAI

OAuth2はトークンベースの認証方法です。サービスプロバイダが生成したアクセストークンを使用して、クライアントアプリケーションがユーザーデータにアクセスする権限を付与します。アクセストークンは、ユーザー、クライアントアプリケーション、権限情報を含む一意の識別子です。アクセストークンの有効期限は短く、必要に応じて失効させることができるため、Basic Authよりも高度な安全性能を提供することができます。GoogleやMicrosoftなどのメールプロバイダーは、認証にOAuth2のみを使用します。

接続を作成するには、以下の手順で行います:

  1. [OAuth2 Parameters(OAuth2パラメータ)]設定の近くで、+をクリックします。
  2. 新しい接続を追加するか、既存の接続を使用します:
    • clientId — アプリケーションの登録クライアントIDを追加します。
    • clientSecret — アプリケーションの登録クライアントシークレットを追加します。
    • accessToken — アクセストークンを追加します。refreshTokenがない場合のみ必要です。
    • refreshToken — リフレッシュトークンを追加します。これが指定されると、既存のアクセストークンの有効期限が切れたり失敗した場合に、Nodeは新しいアクセストークンの生成を試みます。
    • expiryDate — 現在のアクセストークンの有効期限をミリ秒単位で示すUnixタイムスタンプを追加します。
    • accessUrl — 新しいアクセストークンをリクエストするためのHTTP Endpointを追加します。この値のデフォルトはGmail https://accounts.google.com/o/oauth2/token です。
    • tlsOption — TLSで接続する場合、以下のオプションのいずれかを指定します:z
      • tls —デフォルトで使用されます。TLSは別のポートで動作する個別のプロトコルです(通常はHTTPSのポート443)
      • starttls — 既存の安全でない接続を、同じポート内で安全な接続にアップグレードするためのコマンドです。
      • none — TLSで接続しません。
  3. [Create(作成)]をクリックします。

Basic Authはシンプルな認証方法で、クライアントはHTTPヘッダでユーザーの認証情報(ユーザー名とパスワード)をサーバーに送信します。認証を必要とするWebアプリケーションに使用され、HTTPリクエストにAuthorizationヘッダを追加します。しかし、認証情報は平文で送信され、サーバーはログアウトする方法を提供しないため、セキュリティ上の制限があります。

接続を作成するには、以下の手順で行います:

  1. [Basic Auth Parameters(Basic Authパラメータ)]設定の近くで、+ をクリックします。
  2. 新しい接続を追加するか、既存の接続を使用します:
    1. Connection name — 一意の接続名を作成します。
    2. username — メールプロバイダから取得したログイン名を追加します。
    3. password — メールプロバイダから取得したパスワードを追加します。
  3. [Create(作成)]をクリックします。


添付ファイル

デフォルトでは、「No Attachment(添付ファイルなし)」オプションが選択されています。

その他のメール添付ファイルを選択することができます:

添付ファイル説明
From URL公開Web URLまたはデータURLを指定できます。リンクされたファイルはそのメールに添付されます。また、添付ファイルのファイル名を指定することもできます。
From Text Content「From Text Content(テキストコンテンツから)」をオプションとして選択することで、添付ファイルとして送信するテキストを定義できます。
From Base64 StringBase64でエンコードされたデータを添付する場合は、「From Base64 String(Base64文字列から)」 オプションを選択してください。
Custom Content Attachment特定のMIME-Typeでテキストコンテンツを送信する必要がある場合は、「From Custom Content Type(カスタムコンテンツテキストから)」を選択し、独自のMIME-Typeを定義することができます。
From Pregenerated MIME Node完全にカスタマイズされた添付ファイルを手動で送信できます。

結果の保存とエラー処理

SMTPリクエスト結果の保存場所

[Don’t store result(結果を保存しない)] (デフォルト)[Input(入力)]、または[Context(コンテキスト)]に設定できます。InputまたはContextに設定した場合、InputまたはContext内で結果の保存場所を定義できます。送信されたメール返信の結果は、その場所に置かれます。

エラー時の停止

オンにすると、メール送信に失敗した場合にFlowの実行を停止します。

応用

カスタム差出人メールアドレス

このメールアドレスは「差出人」フィールド(送信者のアドレス)に表示されます。

CCメールアドレス

メールのCC受信者。

BCCメールアドレス

メールのBCC受信者。

返信先アドレス

このメールアドレスは、受信者があなたのメールに返信する際に、メールを受信するターゲットです。

カスタムテキストメールコンテンツの定義

コンテンツにテキスト以外のコンテンツが含まれている場合、限られたデバイスとの互換性を向上させるために、ここでメールコンテンツのカスタマイズされたテキストのみのバージョンを用意することができます。

メールの優先順位

優先順位を “high(高)”、”normal(標準)”(デフォルト)、”low(低)”に設定できます。

非同期リクエストの実行

オンにすると、Flow実行はSend Email Nodeがトリガーされた後に直接継続されます。オフにすると、Flow実行はメールが送信されるまで待ちます。