オンライン接客から契約までをチャットボットで完全自動化
対話型AIプラットフォーム Cognigyの公式YouTubeチャンネルでは、Cognigyのデモ動画を多数ご紹介しています。
今回はその中から保険サービスのWEBサイトに設置されたチャットボットの事例をご紹介します。対話型AIプラットフォームCognigyで作成したチャットボットを保険サービスのWEBサイトに設置し、接客をチャットボットにより完全自動化した事例です。
ウェルカムメッセージからサービス紹介へスムーズに誘導
まず、WEBサイト上に「何かお手伝いできますか?」というウェルカムメッセージが表示されたチャットボットが表示された画面からチャットボットの利用はスタートします。自分が知りたいことや、利用したいサービスについて自由に質問していきます。
「保険のプランや金額を知りたい」「加入条件を知りたい」「保険に加入したい」といったように自由に質問を行うことができます。
例えば動画の中ではこのような会話が展開されています。
顧客:「来週ドイツに行く予定なので、旅行保険に入りたいです」
BOT:「いいですね!ドイツは素晴らしい国だと思います。行先はベルリン(首都)ですか?」
顧客:「いえ、ミュンヘンに仕事で行きます。」
BOT:「ミュンヘンもいいところですよね。弊社の保険サービスについて詳しくしりたいですか?」
上記の会話で顧客は「ベルリン」と言っていませんが、BOTは顧客の会話の中の「ドイツ」という単語から国名を抽出し、あらかじめ登録されたバックエンドのAPIから首都を返信しています。今回の場合は行先はミュンヘンなので、正しい旅行先を返信すると「ミュンヘンも素敵な場所ですよね」とチャットボットは返し、まるで人間と会話しているような自然な流れで会話を進めていきます。
顧客は使い慣れているメッセンジャーのUIで会話を進めることができるので、新しい操作を覚える必要はありません。
このような自然な会話のままチャットボットは詳しい保険サービスの詳細について会話を進めていきます。
保険サービスについて何を知りたいかについての選択肢を掲示したり、左側の画面にサービスの詳細を掲示して、顧客の不明点を解決していきます。
顧客が知りたいことをチャットボットに聞くと、即座にその質問に応えることができるのでタイムラグもほとんどなく、顧客はストレスなく接客を受けていることがわかるかと思います。
新規会員登録とサービスの契約
利用する保険サービスの説明を受け納得したら、次は保険のシミュレーションと契約に移ります。
画面は遷移することなくそのまま進めることができます。
まず、日時の選択です。「旅行はいつですか?」という問いに対して「明日です」と返すと、左側画面のカレンダー上でその日をハイライトし、会話のテキストで具体的な日付を確認します。「明日」という返答に対しても、その言葉を理解し、操作をしている日付の次の日を正確に返すことができます。
そして、日付を決めたら次は会員情報の登録です。
今回は新規顧客としてシミュレーションを行っているので「ファーストネームはなんですか?」といったような会員登録に必要な項目をヒアリングして、情報を登録していきます。
登録は会話に答えて進行することも可能ですし、左側の画面に入力フォームも表示されますので、フォーム上に入力していっても構いません。
会話を通してテキストで答えた内容は、自動で左側の入力フォームにも記入されていきますから目視でも確認ができます。
そして名前、誕生日、住所、Emailといった会員登録のための情報の入力が完了すると、次にEmailの確認に移ります。
登録したメールアドレス宛に、メールアドレスの確認用の確認コードが送信されるので、その確認コードをチャットに入力すればメールアドレスの確認は完了です。
会員登録が完了すると、行先や日付など過去交わした会話を元にした適切な保険サービスを提案します。
提案内容が気に入れば顧客はそのまま契約をします。契約の返答もチャット上で完結できます。契約が完了すると、契約内容の詳細が確認したEmailに送られます。
また、Paypalやクレジットカードなど、任意の支払いプロバイダーのポップアップを表示させ、費用の支払いまでチャット上で完了させることも可能です。
WEB接客を完全に自動化
デモ動画のように、CognigyはWEBサイト上での接客を完全に自動化することができます。WEBサイト以外にもLINE、AIスピーカー、Facebookメッセンジャーといったあらゆるチャネルに標準機能として接続することができるので、あらゆるサービスにおける接客を自動化することが可能です。
CognigyのデモンストレーションやCognigyで何ができるかを詳しく知りたい方は、ぜひお問合せください。