宅配・飲食の注文システムへのAIチャットボット活用例
新型コロナウイルス感染拡大により、これまで当たり前だった日常が大きく変わろうとしています。
特に大きな影響を受けている飲食業界では、食事の提供方法が店内での飲食からデリバリーやテイクアウトに急速にシフトしています。
今後、徐々に経済活動が再開されたとしても感染拡大の恐れは残ります。そのため生活様式は大きく変化し、以前のような客足が戻る可能性は少ないでしょう。
店内での飲食が可能になっても接触をできるだけ避ける必要があるため、以前のように多くの店員がフロアを行き来したり、顧客の対応をすることが少なくなるかもしれません。
飲食業界では、今後のウィズコロナ/アフターコロナの時代に対応するためにITを活用した変革が求められるでしょう。
そこで今回は飲食の注文システムにAIチャットボットを導入する事例についてご紹介します。
デリバリーやテイクアウト、店内飲食の注文システムにAIチャットボットを導入するとどのような使い方ができるのか、またどのように業務を効率化することができるのかをご紹介します。
お弁当のテイクアウトや宅配・デリバリー
緊急事態宣言以降、出前館やUber Eatsいった既存のフードデリバリープラットフォームに加盟したり、自社のWebサイトやアプリで宅配・デリバリーの注文システムを導入して、お弁当や料理の宅配・デリバリーを開始する飲食店が増加しています。
新型コロナウイルスの影響で早急にデリバリーへ対応する必要があったため、ひとまず既存のプラットフォームに加盟したという企業も多いのではないでしょうか。
今後ウィズコロナの状況が長期化すると、サービス品質向上や利益率改善のために自社での受注体制や宅配体制を整えて内製化していく企業が増えることが予想されます。
そこで自社独自の宅配サービス、デリバリーをご検討の方向けに、デリバリーの注文システムをAIチャットボットCognigyで作成する方法や活用方法をご紹介します。
CognigyはAIチャットボットのプラットフォームです。
担当者がローコーディングでAIチャットボットを作成することができます。
お店のメニューや注文者情報、決済方法を学習させたチャットボットをCognigyで作成します。
メニューの選択から決済まで、すべてAIチャットボット上で行うことが可能なので、注文システムとしてご利用いただくことが可能です。
作成したチャットボットは自社のWEBサイトやアプリ、LINE、Facebook、メッセンジャーといった複数のチャネルに連携することができます。このようにあらゆるチャネルからの注文を受けることができるので、ユーザーの選択肢の幅も広がります。
顧客は自分の使いやすいチャネルから注文用のAIチャットボットにアクセスし、チャットの案内に従ってメニューを選び、注文者情報や決済情報などの入力を進めて注文を完了させることができます。もちろんテイクアウトか宅配かを注文時に選択させることも可能です。
飲食のデモチャットは下記ページでご案内しています。
ページ遷移後、右下の「デモチャットを見る」から操作をお試しください。
飲食店内でのセルフオーダーシステム
外出自粛が解除された後は飲食店で食事をする風景も戻ってくるでしょう。
しかし、感染拡大を予防するために席の間隔を開けたり、横並びで座ったりと人と人の接触を最低限とする工夫が求められます。以前のようにスタッフがフロアを回って注文を聞いたり、料理を提供するスタイルが大きく変わり、注文はタッチパネルでセルフオーダー、会計はキャッシュレス決済といったように顧客がサービスをセルフで行うことが当たり前になる未来が来るかもしれません。
そんな時に活用できるのがセルフオーダーシステムのAIチャットボットです。
席に設置されたQRコードや店舗のアプリからチャットボットを読み込み、注文や決済を行います。このようなシステムは、料理の提供以外の接触を減らすことができます。
またチャットボットは注文や決済を代行するだけでなく、店内の備品や設備の案内、料理のレコメンドを行うといった接客業務も代行することができます。
接触を最低限とすることで顧客だけでなく、店員も安心して業務にあたることができます。
宅配食材・宅配スーパーのコールセンター
新型コロナウイルス感染拡大以降、食材の宅配を行うネットスーパーも需要が増しています。
WEBでの注文が急激に増加しているものの、高齢者やスマートフォンやインターネットの操作が不慣れな方は電話での注文を好むでしょう。
電話での注文は顧客には利便性が高い一方、受け手側のスーパーは注文内容の細かさから1回の電話が長くなる傾向があり、業務の負担となっています。
この電話注文をAIチャットボットに対応させます。
AIチャットボットは注文の品や配達先の情報、決済方法など注文に必要な情報を1つずつ対話形式でヒアリングしていきます。
注文の品については、在庫データと連携すればその都度在庫状況を参照して注文の可否を返すことも可能です。注文が確定したらその内容が配達担当スタッフのスマートフォンにSMSに送られます。配達担当スタッフはその内容を見ながら品物を注文者の元へ配達します。
このように対話型AIが電話注文を担当し、人は配達や他の業務に専念することができるため大幅な業務効率化が期待できます。
物流×AIチャットボット 利用シーン
電話受付・コールセンター×AIによる自動化
まとめ
ウィズコロナ/アフターコロナ時代に求められる新しい生活様式に順応したサービスの提供をAIチャットボットが実現します。
AIチャットボットを活用した注文システムにご興味のある方はぜひお問合せください。