提供会社:TDSE株式会社

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Cognigy.AI 3.2 をリリースしました

機能紹介

Cognigy.AI 3.1リリース以来、ユーザーやパートナーとのディスカッションを通して、対話型AIに期待するご要望を実現するために重要な機能の検討を行いました。検討の結果、下記2点の機能を追加したことをお知らせします。

  • サードパーティシステムとシームレスに統合し、対話型プロセスを簡単にデザインできる機能
  • オペレーターへ会話を引き継ぐ機能

対話型プロセス

ビジネスプロセスを対話型インターフェースで処理できるようにするために、外部システムを簡単に呼び出すことができる対話型プロセス機能を導入しました。本機能により、Cogngiy.AIフローを呼び出すことができるプロセスを作成することができます。

プロセス内のアクション設定を使用して、技術者ではないユーザーも、Salesforceでのユーザーの作成、Zendeskでのサポートチケットの検索などの、高度な機能を容易に作成できます。なお、プロセスアクションは、Cognigy.AI上で権限を付与されたユーザーが直接開発できます。

部分的な対話データをプロセスにインジェクトすることも可能なため、ユーザーは対話途中でもプロセスから離脱したり、後ほど再アクセスしたりことができます。

Cognigyインテグレーションフレームワーク

本リリースにより導入されたCognigyインテグレーションフレームワークによって、開発者はJavaScriptでカスタムモジュールを作成し、Cognigy.AIフローエディターに公開できます。カスタムモジュールは、NPMやNode.JSの機能にアクセスできます。

カスタムモジュールはスタンダードなJavaScriptパッケージであり、バリデーション後にCognigy.AIユーザーインターフェイスを介して、Cognigy.AIにインストールされます。そのため、開発者はカスタマイズされた複雑な機能をユーザーに公開することができ、テクノロジーの複雑さと使いやすさのギャップをシームレスに埋めることができます。

Cognigyライブチャット

オペレーターへの対話引継ぎを可能にするCognigyライブチャットをリリースしました。引継ぎと同時に、オペレーターの要求に応じて対話型AIによるサポートを提供します。

ユーザーによってフロー内からオペレーターへの会話引継ぎが要求されると、ユーザーをオペレーター対応のキューに入れることができます。オペレーターはユーザーと直接チャットし、ユーザープロフィールを管理し、対話型AIに再度会話を引継ぐことができます。

オペレーターは、データベースの検索やグラフィックコンテンツの編集など、ユーザーの要求を処理する際に、オペレーターをサポートするエージェントフローにアクセスできます。エージェントフローへの返信はワンクリックでユーザーに転送されるため、これまで以上に簡単にカスタマーサポートを行うことができます。

高度なNLU機能の追加

本リリースにより、これまでベータ版として提供していたインテントマッピングテクノロジーをフローのデフォルト設定として適用しました。インテント検出の品質に関しては、NLU市場におけるリーダー的な地位を維持しています。

CSV形式に加え、JSON形式でインテントをアップロード・ダウンロードする機能が追加され、インテントの共有と管理がより簡便に行えるようになりました。

日時検出アルゴリズムに、将来の日時として日時を検出する機能が追加されました。例えば、本日が金曜日だった場合、ユーザーによる「月曜日」というインプットは、「来週の月曜日」として処理されます。

Watson Assistant NLPコネクターをリリース

Cognigy.AI 3.2では、Google DialogFlow、Microsoft LUIS、およびAlexa Skills Kit用既存コネクターに加えて、Watson Assistant用NLPコネクターが追加されます。 インテントとスロットはCognigyフォーマットに変換されるため、対話型AIのロジックを変更することなくNLPコネクターを簡単に切り替えることができます。

サマリー

Cognigy.AIリリースは、市場需要と技術革新の間のバランスをとることを目指しています。Cognigy.AI 3.2においては、対話型プロセスの自動化・バックエンドシステムとの柔軟なインテグレーション・エージェントのライブチャットなどの新機能の導入により、対話型AIソリューションのデリバリーに必要なスマートなシステムインテグレーション・開発チームにとって使いやすいツールを最高のユーザーエクスペリエンスと共にお届けすることができたと考えています。