提供会社:TDSE株式会社

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Cognigy.AI 3.3をリリースしました

機能紹介

この度Cognigyは、対話型AIプラットフォーム「Cognigy.AI 3.3」をリリースすることを発表します。刺激的な新機能が満載の「Cognigy」は、対話型AIの可能性をさらに拡大させ進化し続けます。

お客様およびパートナー企業と最先端の対話型AI開発についてディスカッションを重ねる中で、今後のマーケットの需要が「対話型のプロセスオートメーション」へと確実に移行していくことを実感しています。プロセスはすべての企業にとってコアとなる要素であり、対話型AIを活用することで、顧客サポート、ITサポート、HR、調達など企業の組織全体がプロセスにアクセス可能になるほか、顧客へもアクセスを可能にします。

Cognigy.AI 3.3は、よりスムーズで簡単な対話型オートメーション・ソリューションの作成、デプロイ、メンテナンスを実現しました。

本バージョンでは以下の新機能がアップデートされています:
· ユーザー・インタラクションの新しい可能性を実現するWebチャット機能
· プラットフォーム全体の生産性向上
· マーケット上もっともパワフルなプロセスエディタのユーザーインターフェイス(UI)
· NLP機能のバージョンアップ(中国語サポートを追加など)
· セキュリティ、プライバシー保護、モニタリングの強化を支援する法人向け機能の増強

追加機能について詳細をご説明します。

プラグインアーキテクチャを採用した新Webチャット機能

Cognigy.AI はFacebookメッセンジャー、Microsoft Teams、Alexaなどの幅広いチャネルに対応しており、対話型AIソリューションを提供しています。その中でも、Webサイトやイントラネットに埋め込むWebチャットがもっとも多く使用されています。

本リリースに向けて、Cognigyは付随のWebチャットを新たに書き換え、緻密なデザインを施したカスタマイズ可能なWebチャットへと改良しました。ワンクリックで、botや関連機能を発行できるのが特徴です。さらに、リスト、イメージギャラリー、ボタン、クイックリプライ、日付セレクタなどのグラフィック要素が標準機能として備わり、開発の手間なしで気軽にお使いいただけます。

新WebチャットはReactフレームワークを採用しており、開発者は既存のサイトにチャットボックスの埋め込みが楽に行えます。WebチャットのソースコードはGitHubからご覧いただけます。今後も、Cognigyは当社機能のソースコードを積極的に公開し、開発者がCognigy.AIを自由にカスタマイズできるようサポートしていきます。

そして、Webチャット新機能の最大のポイントは、プラグインアーキテクチャのオープンソースです。ソースコードを公開することより、開発者はReactコンポーネントとしてWebチャットプラグインが作成でき、チャット内に直接組み込むことが可能になります。思い通りのUIが構築できるため、たとえば、飛行機の座席指定ページ、動画のギャラリー、現実的ソリューションなどに、Webチャットを介して導くことができます。

cognigy webchat module
CognigyのWebchatモジュール

Cognigy Tokensと進化したプロセス機能

Cognigy.AI 3.3は新しいコンセプトを用いたCognigy Tokensを導入しており、ビジネスユーザーが対話型AIのアウトプットにダイナミックコンテンツを提示することが簡単に行えるようになりました。この新しいTokensは、ユーザーがプレースホルダーとしてテキストを入力するだけで、実行時に正式な値に置き換え処理を行います。たとえば、「こんにちは、 [名前]さん」と入力しておくと、実行時には[名前]の部分が実際の名前に自動的に置き換えられ、「こんにちは、山田さん」となります。

Cognigy Tokensは、当社のパワフルなJavaScriptベースのスクリプト言語であるCognigyScriptを使用しています。CognigyScriptを最大活用することで、コンテンツエディタに最強のパワーを与え、即断でテキストをフォーマット化します。さらに、高度な論理回路が活用できるようになり、チャットのアウトプットを独自にアレンジします。

cognigy tokens
Cognigy Tokens

Cognigy Tokensは、当社のFlow Editor (フローエディタ)からIntent Default Replies (インテントのデフォルト応答)や、Cognigy Process Editor (プロセスエディタ)までといった、どのテキストやコンディションにも使用できます。
プロセスエディタ内で、Tokensは「コンテキストを意識」、「リアルタイムでエディタに提供」という重要な役割を果たします。そのため、プロセスを設計する際にエディタはTokensを利用して、以前のプロセス段階の回答すべてにアクセスでき、シームレスでコードのいらない編集が可能になります。

さらに、プロセスエディタの新機能としてプロセスアクションにインプットとアウトプット機能が追加されました。アクションは第三者システムにリクエストして、データを受信したりアクションをトリガーします。そして、これらのアクションはインプットを受け取り、プロセスへアウトプットとして出力します。このアウトプットは以降のプロセスすべてに反映されます。

cognigy process editor
Cognigy Process Editor

これらの機能を備えたCognigy.AI 3.3は、対話コンテキストを利用した、全プロセスのオートメーション化を実現した史上初の対話型AIソフトウェアです。

最新鋭の機能にバージョンアップしたNLU2.1

自然言語理解(NLU)は、すべての対話型AIソリューションの要です。ユーザーインプットのマッピングを活かしインテントしていくことが、優れたユーザー体験を提供する上で重要なことです。つまり、高度なNLUエンジンが対話型AIにとって最重要な要素なのです。マーケットの先端を行くCognigy NLU2.0からさらに進化したCognigy NLU 2.1は、想像を超えるNLUの可能性を実現しています。

Cognigy NLUは言語にとらわれず、正確さをさらに追求した「最高水準」AIモデルを提供します。既存の英語、ドイツ語、オランダ語、デンマーク語、スペイン語、日本語のモデルに加え、本バージョンでは中国語(北京語)モデルを初導入しました。

法人向け新機能の追加

法人のお客様に向け、Cognigyはセキュリティから拡張性や統合性までといった様々な企業レベルの要求に応えるよう努めています。それに基づき、本バージョンでは企業のお客様に特化した新機能:「シングルサインオン」、「モニタリングとアラートに対応するログの一元管理」、「個人データ保護の “ブラインド・モード”」、「新しいコンタクトプロファイルAPI」、「設定可能なタイムアウト」、「カスタムモジュールのユニバーサルアクセス」など多数の機能を新たに追加しています。

まとめ

Cognigyのソリューションは、集中型、拡張可能な対話型プラットフォームにおいて、対話型AIをさらに作成、デプロイ、管理しやすくすることを目指しています。当社のツールは、ビジネスユーザーが顧客体験、顧客サポート、プロセスオートメーションにおけるソリューションを見出すことに貢献し、開発者がソリューションを自由にカスタマイズできるよう支援します。Cognigy.AI 3.3は、このビジョンの実現に向け大きな役割を発揮します。世界中のお客様やパートナーの皆様が「Cognigy」を独自にアレンジし活用していただけることが、わたしたちの活力につながります。

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